m.h.o

貧乏性のページ

以前別サイトで配布していたお題のページです。
ご自由にお使いください。

short / long


あの日の空
触れた手のぬくもり
涙の理由
声の魔力
空物語のはじまり
眠りから覚めた想い出達
虹色の夢
真夜中の孤独
風と月の響き
木漏れ日と君の歌

いつかの約束
そのひかりの名前
飛行機雲の消えた先には
淡く染まる翼
舞い降りたのは何の羽根?
堕ちた先は海
灰色世界の最果てで
2人を繋ぐその鎖
結びなおす赤い糸
銀河の向こう側

僕達だけのラブストーリー
水溜まりに映り込んだ君
壊れかけた扉
舞う蝶の終着点
流れ落ちる砂を掴む
鏡代わりの水面
涙を溜めた雲
街角の幻
あした雪になあれ。
反転した世界の色は

足跡を辿って
切れてしまった糸電話
籠から飛び出した鳥
暁を拾い集めて
朱の果実
交差する煌き
錆びついた楽園
空色を溶かした泡沫
泣き虫のカケラ
さかさまのキャンバス

闇に浮き出す月光
そらをとんだとり
水底に揺らめく星屑
虚空を見据える瞳
溜息の代償
零れ落ちた蒼
断片的な虹彩
幻想への箱舟
どうか届かないで
儚すぎた希望

切り取られた水平線
お揃いだった指輪
弧を描く紅
それは祈りにも似た想い
嘘つきサンタクロース
そこは物語の狭間
はじまりの鍵穴
消えてくれない傷跡
踊る絵筆
止まらない歯車

編みかけたマフラー
かりそめの忘却
海鳴を抱いて
コンクリート・モンスター
動かないルーレット
忘れられない痛み
見つけてしまった綻び
綴られた背徳
どこまで飛べるだろう
役立たずな案内人

甘ったるい夢の味
置いていかれたナイフ
終わらない追いかけっこ
均衡を破る波紋
刹那色の薄暮
震える唇が紡ぐ音
失くした記憶を数えると
空白の白昼夢
原罪を纏って踊りましょう
刻み付けられた筆跡

キリのないかくれんぼ
つき通した嘘
見逃したサイン
雁字搦めの糸車
望まれない詩
妖精たちの輪舞
茨の冠を編む
溶けそうな陽だまりの中
すり抜けた視線
滴り落ちる血

波にさらわれた砂の城
歪んだオルゴール
魔女が嗤う
泣き崩れる三秒前
風に晒された蝋燭
残酷でいて美しいその魔法
駆け上がった螺旋階段
機械仕掛けのオアシス
逆流砂時計
ちぎれた旋律

傷隠しのマニキュア
遠ざかる靴の音
突きつけられた棘
海へ堕ちる月
散る為に咲く花
ひとりきりのホーム
さよならラブレター
死神の鎌は錆の味
空と海すら混ざる場所
恍惚のバイオリン

咲き初めの空音
一光年離れて
涙味キャンディ
優しすぎた鬼
氷が解ける瞬間
瞼をも透かす空の色
エデンの隙間を歌う
漆黒に咲いた焔
太陽を蝕む
閉じ込めたオーロラ

逃げ込んだ先は檻
誘われて、痺れて
消えるスノーマン
玩具箱からノイズ
硝子玉を覗き込めば
姫君の秘め事
リップクリームごしの、
痛いほどに澄んだ空間
爪痕に埋もれる執着癖
夜に紛れる黒猫

踊り狂うジプシー
空と太陽の間の色
ループレインボウ
白地図に落書き
逢魔が時にふと、
冷たいシグナル
塗り潰された楽譜
夜桜を思い描く
黄昏の巣箱
樹海に響く神唄

引力に背いて
ピストルの持ち主
星を忘れた空
バッドエンディングの予感
調律されない子守唄
薄氷の上の十字架
盗み聞きした呪文
何も語らない手紙
宵闇の深淵から
懐中時計の住人

殺戮へご挨拶
場違いピエロ
ステージから追放された女優
捩じ伏せる憐憫
追憶に唇を重ねて
朽ち果てた陶酔
琥珀色の悠久
ふたりぶんの声音
幻影を募らせて
大樹の記憶

色褪せた瞳
霧雨の一握りの優しさ
クレーターを踏んで
おわりのはじまりの
最後の月参り
翡翠をばら撒いて
戦いを知った騎士
軋んだ花弁
空色の飴玉
墓標の花が枯れる時

指先で溶けた
硬く閉ざされた瞳
空白の鳥籠
裁きを抱えて
雨月の思慕
白濁の抜け殻
錯綜メトロノーム
沈んだ珊瑚
置手紙をなぞって
瞬いた悠久

盲目な迷宮
ベルの音の間に
紅玉の眼
夢色機関車
切望の速度
霞んだ綺麗事
砕け散った子守唄
崩壊の輪郭
ガラクタの温度
都会の構成成分

回転木馬が止まる時
滝に泳ぐ舟
ラストダンスのお相手は
凍結水槽
光の粒子を纏って
躊躇ってしまえば最後
空っぽな展望台
凍った吐息
狂い咲く橙色
緩慢な斜陽

嘘泣きの空
灰まで愛して?
神様を束縛
血濡れの巫女
グッバイロザリオ
パレード終演
やがて眠る君へ
あの声を憶えていて
誰もいなくなって、
息吹の連鎖

薄闇で繋いだ左手
色を灯した白い頬
数えた星は滲んで消えた
月に置いていかれた迷子
remenber,that sky
今さらだと泣き笑うきみ
耳元で鳴った鈴
ずきりと痛んだ鼓膜
「苦しい」ともがくふり
類推の域を出れないよ

虚ろな朝冷え
恋余る合傘
血濡れで理屈を
低音火傷の赤い痕
儚い薄ら氷
星影が照らす今
閉鎖のテンポを刻んで
さまよう遺志は
シュガーレスで咲かす
おわりの深淵



臆病だと笑われてもいい 僕には後ろを振り向く勇気なんて無いから
もがき疲れた人魚姫は、やがてその泡に身を委ねる
どうか僕だけに微笑んでくれますように
どんなに手を伸ばしても届かないのだと 触れられないのだと
甘い甘い毒林檎はいかがですか?
この扉を開ければ何かがあるのだと、何の疑いも無くただ信じていた
いつもあの子は鮮やかに笑っていた
絶望が支配する僕の世界で、確かなのは君の存在だけだった
塔のてっぺんで願い事。この空に届くように、あの月に響くように
両手を広げても飛ぶことなんて出来ないんだと、そのとき教えられた

それは儚く消えたほうき星の物語
灰色世界の最果てに咲いた一輪の白い花
行き止まりを見つけたなら、あなたを呼んでもいいですか
幼いころは「ゆびきり」で全ての約束が守られると思っていた
背中を押されて進む私はあの時に留まる事もできず、ひとと同じように進む事もできない
滲んだその瞳、あなたは見てないね
儚く笑ったその顔に、温度なんて存在しなかった
はばたく翼なんていらないから、あの人を繋ぎ止める鎖をください
絡み合ってもつれ合った糸の先にあるものは、
光の迎えを待つ闇の中、ふたりぼっち

ひとの足音、雨の落ちる音。音が重なるこの世界で、僕は
終わりを奏でるモノクロピアノ。弾き手はだぁれ?
深く地面に刺し止めた旗。それは僕らが確かに此処に居た証
嘘吐きな君は優しい嘘ばかりつく、本当は誰より優しいひと。
「あいしてる」そう言いかけて君は瞳を閉じた
その手に握られた物語は甘い余韻を残しながら静かに階段を上りきる
ガラス越しの「さよなら」、もう二度と言えない「ただいま」
罪を償えなんて誰が言ったの
「ここにいるよ」そう言ってほしかっただけなのに
騙して堕として裏切って。それで願いが叶うなら私は何度でもあなたを傷付けよう

掠れた聞き取りにくいその声で君はあの言葉を囁いた
無力すぎる自分が憎くて僕は唇を噛み締める
片翼になってしまった君はそれでも僕を待っていてくれた
この薄っぺらい想いの伝え方、ご存知ですか
恋なんてそんな可愛い言葉で片付けないで下さい
生まれ変わっても僕らは再び惹かれあうだろう
そんな拒絶の言葉なんて聞こえません
傷心の君に拒否不可能な優しい言葉と抱擁をあげましょう
コメット・ハンターの一夜の長い冒険。
少女達によって無邪気にちぎられた花は美しく舞い、空を彩る

日常が崩れた。それは見慣れた世界が牙を剥いた瞬間
声すら届かないなら、どうやってあなたを止めろと言うの
背中越しの体温とこぼれる笑顔、それでも決して目は合わせない僕達
届かないなら引き寄せればいい。海を引き寄せる月のように
夜明けに見るのは懐かしくて哀しい夢
世界の行き止まりを蹴り破って、見えたものは
例えばそれは終わらない旋律を紡ぐ少女の話
いっそあなたも堕としてしまおうか
わざと道の左側を歩いてみれば、そこはもういつもと違う景色
子守唄代わりに口笛を。ほら、蛇は来ないしもう夜は怖くない

階段の踊り場、消えた君と静かに光るガラスの靴
「溶けて消えるのが分かっているのにどうして雪だるまなんて作るの?」
愚かな僕達はそれでも空を見上げた。飛ぶことを願った。
誰にも知られずヒカリに紛れて、君は何処へ行こうと言うのですか
後ろ向きに道を歩けば、酷く背徳的な気分になった
雲の切れ間を探しにいこう。虹の始まりを探しにいこう。
「馬鹿だね」いつも君はそう言って寂しそうに笑うんだ
羽根をもがれて、やがて奈落へと突き落とされる運命の君、は
護りたいなら殺してください。あなたの綺麗なその手で
白い吐息に染まる頬、舞う雪にはにかんだ君

目を閉じて耳をすませば、あたたかい鼓動の音が確かに聞こえた
地面を踏み締めてしっかり立って、世界が終わるまで歌い続ける
しゃぼん玉大量発生、犯人は誰ですか?
途中で切れた轍の跡。立ち尽くす僕達にどうか新しい行き先をください
心の奥深くまで囚われて、繋がれた手は何も掴む事は出来なくて
「…じゃあ、グッドラック」「あんたに悪魔の加護がありますように」
しとしとと降る小夜時雨は、ぼくの心まで冷やして通り過ぎた
ギミックドールのギミックハート。材質は鋼です
寂しさだとか、募るこの想いだとか。全部全部折りたたんでポケットの中へ
万華鏡を覗いてみても、見えるのは子供騙しのキラメキばかり

叶わないと知っていても想いつづけるよ、ずっと。
知らないと言う事。それは誰かにとってとても残酷
何かを踏み付けてでもあの1番高い林檎を掴みたかった
揺籠のリズムにやがて溺れていく僕達
ひび割れたあの月はゆっくりと歪みを生み出して、
使い古されたギターで弾き語る、とある異端の物語
立派な剣なんて無くても大丈夫。この研がれた牙さえあれば
太陽なんか引き摺り下ろして、さぁ今からは僕らの時間
さよなら最後の恋人さん?世界で一番憎い君。
忘れ去られた星が少しずつ空に埋もれていく、蝕まれていく

何も知らない揚羽蝶が指先に止まる
どしゃ降りの雨の中、傘を忘れた僕らはずぶ濡れで笑う
下弦の月が作り出した闇と幻のコントラスト
からりからりと廻る風車。さぁ、宴のはじまりだ
蜘蛛に囚われた蝶は世界で一番優しい夢を見る
ブランコを力一杯漕いで顔を上げて、それは空に足をつける瞬間
狙って射ち堕とす、ジョーカーの裏側
ジオラマ世界を思うがままに
細い影が憂鬱に比例して長く長く伸びていく
柵の隙間からこっそり覗いて見たものは、堕とされる瞬間の天使の姿

冷たい血の味がわたしがまだここにいるのだと教えてくれる
この声は聴こえていますか。この唄は届いていますか。
掴み損ねたあなたの手。指先に残るのは冷たい幻
それは平均台のようなバランス、欲張れば落ちてしまう
「ばいばいさよならお元気で」笑顔で言うから振り向かないでね
この空は僕にとって痛い思い出の象徴であり続けるのだろう
つがえたその弓できみはなにを狙うの?
あても無く舞台の上で踊り続ける君の手を取るのは
息絶えた永遠はゆるやかに酸化する
初めて描いた一筆書きの星、きらきら

星空を二つに切り分けて、あの子以外の誰にもあげない
君はいつも半音ずらして歌を歌う。それはわざと?
鏡のその向こう、この瞬間だけ僕は独りじゃないと、
白い日傘を差して、散歩コースは箱庭を一周
放り込まれた渦の中、水面の上に君の手が見えた気がしたんだ
追いかけてくるのは冒涜の音、ただひたすらに聞こえないフリをした
固い蕾がいつか静かに咲き誇れる時を夢見て…今はただ、このままで
朝露を彩る光達をバックに、君は最後に微笑んだ
乱反射する波のようにいつまでもこの世界で光ることが出来たら
一夜の火遊びが消えない火傷の痕を残した

油を混ぜて虹を曲げて、残ったものは壊れた虹と、
常闇の底で俯いて、君はまだあの日の忘れ物を探している
もしも空に手が届くとして、それが幻想じゃないとしたら
真実なんて壊れてしまえばいい。欲しいのは嘘でも優しい言葉だけ。
僕はまだあの夢の内容を忘れられずにいる
せめて分かりきった結末を最後まで見させてください
いつかに君と交わした約束は、果たされる時を今もまだ待っている
手探りで探り当てたのは、失くしたはずの
もう少ししたら僕をここに撒いてね。絶対だよ?
「ばいばい」も「さよなら」も言わないで、どうかどうか

散るために花は咲く。消えるために星は光る。死ぬために人は生きる。
アスファルトのひび割れから元気にHello!
傷口を引っ掻いたのは、きみに振り向いて欲しかったから
満たそうと、満たされようともがいた。零れ落ちる物にも気付かずに
願わくば、君の祈りが叶えられないことを。
君の言葉が優しい気がした。きっとそれは単なる僕の独りよがり。
世界の温度は冷たすぎて、触れれば悴んでしまいそうだった
「ひとりにしないで」熱を帯びた痛みが微かに呟く
瞼の裏側にはいつだって、思い出の切れ端になった君がいる
記憶の粒子で、ピントの合わないこの世界を鮮やかに彩る

握り返された左手のあたたかさとにやける頬、現在進行中
瞳を逸らして、こっそり横目で切なそうな君の横顔を見て、
「ワンモア。」もう一度だけ繰り返してあげる
ビブラートのかかった声で、真っ赤な顔してうそつくきみ
傷だらけのブリキのライオン。いつかの思い出に微笑んで。
崩壊と裁きと再生のトライアングル
微かに動いたくちびる、聞き取れなかった台詞
「狂っているわ」と君が言う、「狂っているね」と僕が嗤う。
結局僕らは終わりに向かって歩くしかないのだから
諦める事を覚えたの。そうすればないものねだりをすることも無いでしょう?

この時を共存する僕らの汚すぎる綺麗事
否定されたこの世界で笑えたよ。君が頷いてくれたから
黄泉の世界の果て、光を閉じ込めた境界線を越えて
棺の横を駆け抜けましょう、捕まえられないように
きみの中の僕はどんな顔でわらってるのかな
あたしの足を地面に付けてくれたのは、あんただったね
ねぇ、だったらこの唇が紡ぐ音を許してくれる?
しっとりしたくらいくらいやみをください
世界中の格言を集めて並べても、きっと貴方の言葉には届かない。
振り払った指先に想いを馳せた (弱くてごめんね)

君はきっとこれから泣かないから、もらい泣きするのは今日でおしまい
もうこれ以上傷付きすぎないためにと、古傷は再び痛む。
あのくすんだ空の色がどうしようもなく恋しくて
加減も何も無く掻き抱いたはずだったのに、もうここには、
跪いて祈るふりを。願い事は神様じゃなくて貴方に叶えてほしい
セピア色の思い出に想う。あの色はどこに消えてしまったのかと。
刹那でいいから咲きたいよ、例え独りで散る事になっても
吹く抜ける風はどこまでも冷たくて、スタートラインで立ち尽くした
ディスプレイに映ったのは今にも立ち消えそうな、運命
戻れない事は知っているから、見つけられないようにここに埋めて隠すよ